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ぼくは糸島育ちでありながら、糸島のことをあまりよく知りません。福岡のことも、自分の町のことも。ずっとあたり前のように知っているつもりになっていたのでした。
このごろ、同じ町に住むおもしろい人たちとの出会いで、
あらためて自分の町、糸島、福岡、
大きくは日本のことを考えさせられたりしています。
深刻なことではなくて、日常の中にあるよさや大好きなところ、
ここにしかない風景やモノや料理などのこと。
きっかけをくれた人たちは、
みんなここで育った人たちではなくて、外からやって来た人たち。
それなのに、みんなとてもこの町のことを愛していると感じる人たち。
ひとりは、以前マーケティングプランナーとして活躍をしていた人で、
ぼくも昔からお世話になった人。早めの老後の生活にこの土地を選んだとか。
自宅近くの海岸の清掃ボランティアを立ち上げて、約8年間の奉仕のあと、
地元の人たちの推薦で町の議員さんに。偶然の再会です。
ハワイに住んでいた経験がある人で、マーケティングの専門家でもあり、
これからの町議さんとしてとても期待をしています。
もうひとりは、かみさんの保育園のつながりで知り合った旦那さん。
お庭の仕事をしながら、いろんな活動を模索している人です。
彼は東京出身で、若いころはCMの
ロケーションコーディネーターという仕事をやっていたそうです。
カナダに住んでいた経験があり、
ロケーションとライフスタイルのこだわりから全国を巡って
この土地に落ち着いたんだそうです。
また彼の昔からの友人はまもなくカナダへ永住で旅立つ予定で、
その弟さん(男4人兄弟)がやはりこの町で
名物となるようなちゃんぽんを模索中。
スタッフはみんなホテル出身のイタリアンとフレンチのシェフ。
本人もパティシエ。熱い思いをちゃんぽんに。
オープンに向けてデザインの相談を受けたことをきっかけに、
いろんな話を聞かせてもらいました。
彼らのお知り合いで、
某旅行会社の元副社長の話もすごくおもしろかった。
糸島半島の高台のすばらしい眺望のご自宅は、
なんと1億円で売りに出しているそうで、
イメージしたことは実現できる、
心を素直に生きなさい、とおっしゃる。
実際に形にしてきた人の力を感じます。
一昨日はかつて、
なるほどザワールドなどのカメラマンをやっていて、
いまは糸島の風景に夢中の映像関係の人も
相談にいらっしゃいました。
ぼくはこの町で育っていながら、
ずっと外ばかりを向いてきました。
家庭を持ち故郷に戻ってきて、自分の考えるデザインは、
デザインという言葉とはまったく関係ないところにこそ、
あるんじゃないかなと思いはじめていました。
こういうおもしろい人たちとの出会いから、
ますますそんなふうに思うこのごろです。
でもこれだけ身近でありながら、
この町でのほんとのデザインを考えることは、
とても難しいし、厳しい。
まだまだ青いということなのかな。
おもしろくなりそうな予感です。
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