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好かれるブランドづくりというのは、ふつうの日常のコツコツとした現場の活動の中で、お客さまの心が喜ぶような接客を提供し続けることです。
媚びずにかつ謙虚に、人と人の接客だけでなく、
人とモノ、人と情報の接点までも接客と考えてみると、
より深い意味を感じることができます。
商品や設備などの目に見える価値は、
より大きな会社にはかないませんし、
同規模の会社どうしでは差がつくりにくい時代です。
そこで今日では、目に見えない価値の差がとても重要になっています。
ブランドづくりと聞くと、目に見える商品のデザインや商標、
ビジュアルイメージを思い描く人も多いのかもしれませんが、
ブランドづくりの本質は、目に見えない価値づくり、
しかも現場を起点とするお客さまとの接点の在り方、
接客のデザインではないかと思います。
しかし目に見えないからこそ意識しにくく、
お客さまの心に蓄積される前に忘れられることもあるでしょう。
好かれ、喜ばれるとともに、忘れられない接客のためには、
目に見えない価値を情報デザインで伝える工夫がいるのです。
売上が上がらないとき、原因は大きくふたつあります。
1.お金を出してもお客さんがいらない
という商品(サービス)を提供している、
2.つくっている商品(サービス)が、
お客さんの目に触れず知られていない。
1の場合は、目に見えるところで瞬間的に判断され、
目に見えないほんとうの価値を伝えきれていなくて、
お客さまが誤解をしているケースもあるでしょう。
商品をつくること、も大事なのですが、
つくった商品を正しく売るためのアピールが大切。
その商品自体をひとつのコンテンツと考えて、
物語や世界観といっしょにアピールする。
視覚表現と文章表現でモノの持つ情報や魅力を正しく伝えていく。
伝えた結果、お客さまの心にどのような体験が生まれ、
どのような気持ちになり、どんなふうに認知していくのか、
ブランドと認知されるかどうかは、お客さまの判断です。
会社は、人材や、技術や、その他の資産を用いて、
どのようなかたちかで社会に貢献できる価値を提供することが、
使命だと思います。
私たちデザインに携わる者の使命は、
企業の目に見える価値、目に見えない価値を、
社会のためにできるだけ正しく伝えていくことではないかと考えます。
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